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平成24年8月 夏号


静岡に戻ってきて

 やっと、ここに戻ってくることが出来た。というのが、今年に入り静岡駅に降り立った時の正直な感想である。高校卒業と共にこの地を離れたのがはるか遠い昔のことに思えた。地元、静岡に戻ってくることが夢の一つであったし、こんなに早く叶ってしまうとはなんと自分の人生は順調なのだろう。私は、とても運が良い。
 駅の北口を出れば、街は以前とはずいぶん景色を変えていた。高層ビルといえば松坂屋だったのに、その横にはるかに大きなビルが建っている。北口広場に屋根やエスカレーターなんてあっただろうかと記憶を辿ってみるが、全く思い出せない。駅の地下道から呉服町の商店街に向かえばスクランブル交差点があり、そこには子供の頃好きだった玩具店があるはずだ……と歩いてみる。当時二つあった玩具店のうち一つはまだ姿を変えず、ショーウインドウでカラカラ走る電車を私が昔に見たものと同じものが動いているのではないだろうかと錯覚するくらい当時と変わらない佇まいであった。もう一つは店舗が変わっていたので、こちらは少し寂しかった。子供の頃には呉服町は高級な店の集まりだと思っていたのだが、飲食店やコンビニが増えずいぶんカジュアルな雰囲気になったように思える。名物?の蟹の看板は以前より少し縮んだ気がする。こう感じるのは自分が大人になったせいだろうか。町の名前のごとく何軒か呉服屋があったような気がするのだが、古い記憶なのであまり当てにならない。
 スクランブル交差点から右に進み、静鉄センタービル、伝馬町方面に向かう。この辺の地下道は汚さが残り記憶のままだ。地下道から地上に出ると見たこともない光景が広がった。慣れ親しんだ新静岡駅・静鉄センタービルは姿を消し、セノバなる大きな建物が視界を塞いでいた。センタービルはちょっと薄暗い内装と模型屋、本屋あたりがけっこう好きで、休日に何も考えずに気軽にふらつける場所だったのだが、ここも変わったのか、と驚く。全体に古びたビルだったので建て替えは仕方がないとはいえ、これはかなり寂しかった。中もお洒落な雰囲気になり、私のような独りの男が落ち着くスペースは失われていた。セノバの周りもずいぶん変わり、歩いている若者は昔と比べて幼く思えた。昔はこの辺りをふらついていても何も感じなかったが、今はなんとなく居心地が良くない。自分が年を重ねたので感じ方が変わったのか、とようやく気付き独り笑う。そういうことか、とようやく納得できた。納得できれば、そのうち新しい楽しみも見えてくるのだろう。
 信号機を渡り駿府城址のお堀の内側に入ると、そこは以前と変わらない空間だった。ヘロヘロになるまで走らされたお堀周囲のマラソンコースや、成立したばかりでもじもじしている同級生カップルを冷やかした公園のベンチもそのままだった。頬に当たる風がなんとも心地良い。ベンチに座り、昔の記憶を少し取り戻す。静岡の商店街はずいぶん変わったが、ここ駿府城公園はあまり変わっていない、と安心した。次に、ここまで歩いてきた今日の散策を思い返す。久しぶりすぎたせいかまだ戸惑うけれども、これからゆっくり慣れていけばいい。その時間はたくさんある。根底に流れる静岡気質というか、街全体が持つゆっくりとした時間の流れとなんでも受け容れている懐の深さは実は昔から変わっていなかった。そのうち私も受け容れてもらえるだろう、きっと。
 静岡を離れてしばらくの間、仕事と趣味で日本各地を転々としていろいろな街を見て過ごしてきたが、贔屓目ではなくやはり静岡が一番良い。行き交う人が穏やかで急かされず、必要なものは(ある程度)なんでも揃う。大きい通りの裏に入れば小料理屋が並び、新しい店の発掘も楽しそうだ。ちょっと足を伸ばせば、東静岡駅・溝口病院の前に大型ショッピングセンターが建設中だという。これからどんどん発展していく故郷に今年帰ってこられて、溝口病院と、そして静岡の新しい姿に巡りあえた私は、本当に運が良いのだ、と感じている。静岡に帰ってきてあっという間に数カ月が過ぎた。まだまだ多々ご迷惑をおかけしますが、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

病院機能の紹介(外来ナースステーション)

職員紹介

 当院外来スタッフは看護師2名、看護助手2名で勤務しております。

外来スタッフの仕事内容

 外来業務の流れは、患者様が受付をした時に、担当医師ごとに色分けされた番号札をお渡しします。患者様を診察室にお呼びする時には、受付でお渡しした番号で順番にお呼びしています。受付時間は、8時30分から11時30分迄で、診察時間は、9時00分から終了迄となっています。受診する患者様の人数によって異なりますが、診察の待ち時間は平均して2~3時間になります。

 診察室は1~5まで5室あります。曜日によって違いますが、2~3つの診察室を使用して、担当職員が1名ずつ各診察室ごとに介助についています。休診日は木曜・日曜・祝日です。長い間外来に通院している患者様の中では、統合失調症の方が多いのですが、最近うつ病・高齢化に伴い認知症の患者様が多くなっています。平成23年4月より物忘れ外来を開設しました。初診時は精神的に不安定な事が多いので、笑顔を忘れず外来患者様に接し、満足をしていただける様に努力しています。

被災地派遣を通して

2病棟看護師 大熊真人

 東日本大震災からちょうど1年目にあたる今年の3月に、私は被災地へ、こころの医療ケアとして岩手県宮古市に派遣させていただきました。まだ市街地にも津波の影響が多く残っていましたが、少しずつですが復興が進んでいる様子でした。派遣活動を通して町は復興していますが、被災した方々は複雑な思いを未だに多く抱えて生活しています。家族を亡くされた方、未だに家族が帰ってこない方、家や財産が全て流されてしまった方、震災が残した影響は大きく残っていることを実感しました。
 派遣活動では、宮古市の保健センターの職員の方と個々のご自宅にお邪魔させていただき、様々なお話を聞かせてもらいました。その中で高台に出来た仮設住宅に住む方がこんなことを言いました。「ここから海を見るとあのときのことを思い出すよ。家はみんな流されて、仮設住宅に来たけどここは知らない人ばっかり、この部屋は真っ暗でね、復興って言ってもな…、ここでもう死ぬのかな」復興しているといっても、それはあくまでも町や行政のことであり個人のこころの復興(回復)には程遠いでしょう。被災した方々は様々な思いを抱えており、復興と一緒に回復できる人だけではありません。市街地から少し離れると未だに多くの震災瓦礫や、流されてしまった家の基礎が多く目につき、日常生活の中にも震災のことを思い出すことが多いと思います。全ての方が前向きになって震災前のように生活するにはまだ時間がかかるでしょう。被災して出来た傷はそれほど根深く残っていると被災した方を通じて実感しました。災害現場の医療といえばトリアージや救急救命を思い浮かべますが、1年以上経過した未だに心的ケアや関わりを要する方が多く、医療の幅が広がっていると言えます。今後も被災した方々には医療従事者だけでなく復興活動やボランティアなど沢山の人の力が必要になってくるでしょう。ホームページを見ると多くのボランティアを募集しています。一見医療とはつながりがなさそうでも人との関わりがこころのケアに繋がるのではないかと思います。
 最後に今回の震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

花見で春を満喫

 今年の3病棟の花見は遅い春に合せて2回行いました。
 4月6日の桜の満開時には護国神社に、4月13日の残り桜には愛宕山周辺への迎桜と散桜の豪華な天下の春を満喫する楽しいひと時を過ごすことができました。最初の護国神社の花見は参加人員が少なかったものの、次の愛宕山へは総員11名が参加し、気温25度の陽気、微風、花曇りと絶好の花見日和にも恵まれ、一同興味深々、何が観られるかと勇んでの出発です。急峻な愛宕山の階段70余段を一歩一歩と踏みしめ、途中で息切れと疲れでひと休みする方がいたものの、お互い手を取り合い支え合ってようやく頂上にたどり着きました。

 頂上にそびえ立つ観音菩薩像に手を合わせた後は楽しい休憩タイムです。持参のお菓子や飲み物を分け合い、美味しく味わいながら365度に開けた素晴らしい眺望の山々、街並みを望みながら「あれが第二東名」「あれが竜爪山」「あれが双子山」「あれが溝口病院」「こっちが自宅の清水」等々互いに指差しながらの絶景を楽しみました。中には景色どころでなく、お菓子にかぶり続ける方もいて微笑ましい。
 そんな一同の頭上に散り際の花びらがヒラヒラ、パラパラと舞い落ちる光景がとてもさわやかで印象的な風情でした。足許には色鮮やかなタンポポ、タバコ草があちこちに咲き誇り、春のさなかを感じさせます。
山頂での時を惜しんで次は寺街周りに出発しました。京都、奈良を思わせる寺街通りにはいろんな宗派のお寺が整然,静穏と立並び、特徴あるお寺には各自が勝手に門をくぐって、「あっ、お地蔵様がいる」、「羅観像がある」、「境内のハナミズキ、ツバキがきれい」とそれぞれ感嘆の声をあげる。中でも納経堂となっている。三重塔ではその見事な造営・荘厳さ・重厚・精ちさに圧倒され、塔内をのぞき込んだり遠景で観たりで感激ひとしおの様子でした。

 最後は寺街裏通りと、三角公園にかかる桜並木の花見に歩を進めました。先が見通せない程の桜花が山盛りとなった見事な眺め、それでも盛りを過ぎた桜花の散り乱れ行く姿にはしばし時を忘れて、見とれるばかりでした。帰路は愛宕山下の土手道を歩みましたが、ガケ下にはスミレ、ツバキ、アケビ、カイドウ、金魚草などの花々が今を盛りに咲き乱れ、芳香を放っており、皆が花に目を移したり香りをかいだりして、「この道が、今日一番に春を体感できたとてもよい通りだったね」との思わぬ感想が聞かれました。やや歩行距離が長く、坂道も多く疲れた方もいましたが、山頂の美味しかった会食、目の保養の寺街めぐり、いろいろな花にも慰められた、とても有意義な花見であったと自画自賛しています。

デイケア・バーベキュー

 デイケア・バーベキューの季節がやってまいりました!5月31日に、興津川の上流にある「黒川キャンプ場」に行ってきました。大自然に囲まれ、近くには川が流れ、空気も美味しい!天候は曇りで、少し薄暗かったりもしましたが、直射日光ギラギラよりは本当に過ごしやすく、動きやすい一日でした。当日は、調理の下準備係、調理係、火の管理係、片付け係と、それぞれの役割がありました。その役割分担を黙々とこなすひとや、上手に休憩を取りながら取り組むひと、ついつい自分の役割以外の所でも活躍してしまうひと、食べる専門のひと…など、様々です。その人の出来る動きで、それぞれの視点でバーベキューを楽しんでいました。4つのグループに分かれて行い、それぞれのグループの特色もよく出ていて、また、どのグループも和気藹々と楽しみながら取り組めていたと思います。
 このバーベキューが、いつもの生活の環境から離れて、非日常の空間に身を投じる喜び。そんな喜びを感じ、再び日常に戻る時に生活の糧となると良いと思います。

楽器のあれこれ

 今回紹介する楽器は、トロンボーンですが、普通のトロンボーンとは違います。何とプラスティック製なのです。色はカラフルで、青、緑、黄、赤の4種類。私が持っているのは緑のものです。プラスティック製のトロンボーンだから、そんなにいい音はしないかと思ったのですが、どっこいこれがなかなかの音なのです。このトロンボーンは、ジグズ・ウィグハムというグレン・ミラー楽団などで活躍した人が監修しています。マウスピースもプラスティック製です。軽くてスライドもスムーズです。意外と大きな音が出ます。楽器店で見かけたら、一度チェックして見てくださいね。

4病棟バイキング

 毎月1回病棟にて、昼食バイキングを行っています。普段の食事も楽しみですが、入院患者様にとってバイキングは特に楽しみにしている行事の一つです。
 今月のバイキングメニューは、愛知県の名物料理である「ひつまぶし」です。まずはそのまま食べて、次は薬味を加えて、最後に出汁を入れてお茶漬けにして!など、いろんな食べ方で楽しむことができますよね。皆さん自分なりの食べ方で、嬉しそうに食べていました。食に対して関心の少ない患者様にも、楽しんで食事をしていただけたのではないでしょうか。次回のバイキングが楽しみです。

外来診察担当医表

曜日 第一診察室 第二診察室 第三診察室 第四診察室
月曜日 溝口明範 青島多津子
火曜日 高橋哲 小長井大輔
水曜日 西村勉 寺田修 溝口明範
木曜日 休診 休診 休診 休診
金曜日 西村勉 寺田修
土曜日 青島多津子 高橋哲 小長井大輔
日曜日 休診 休診 休診 休診
  • 外来診察時間:9時00分~12時00分
  • 外来受付時間:8時30分~11時30分(初診は11時00分まで)

広報委員会のご紹介

委員長 大石香奈子
副委員長 有馬正子
委員 尾崎喜子
大塩一巳
松本久靖
福森寿美子