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平成25年11月 秋号


私の反省 副院長 西村勉

今年は台風が遅くまで来ました。集中豪雨や竜巻もあって、自分たちの子どもの頃とはどこか違ってきている・・と感じるのは私だけでしょうか。自然も社会も、何か大きく変わってきている気がします。
 一流ホテルやレストランの偽装(誤表示?)も話題になっています。偽物が横行しているといわれる隣の国を笑えないな・・と思う一方、一流の人たちが、そろいもそろって皆で間違えていましたと・・ありえないような説明をして、誤表示と言い切ってしまうところに、こうした食品偽装の事実があるという以上に、決して事実を認めず、謝ろうとしないという風潮を恐ろしく感じます。謝ったら負け・・嘘でも言い訳でも、なんでも貫き通すことの方が大事だという国になったのでしょうか。
 確かに、場末の世界ではよくあるだろうという話かと思います。「安いと思ったらやっぱりね・・」といったふうに。お祭りの露店、寅さんの世界なら「チクショー、やられたね、うすうすそうじゃないかと思っていたのにまんまとひっかかったよ・・」なのでしょうが、日本中が寅さん世界なのでしょうか。ただ、味と本物、を売りにしているところと、うすうす疑いながら楽しんでいるところとでは話は違うと思うのですが。
 正面切って正しいかどうかと言われたら、そりゃ駄目だろうが、どこでもあること、たいした問題じゃないでしょう・・といったところなのでしょうが、何か、出発は依存症の否認の心理に近い気がします。
 依存症は否認の病気といわれています。自分は大丈夫。やめれば大丈夫。という心理状態です。ですから、止めようと思えばいつでも止められるようなたいした問題じゃない・・と現実を過小評価し、現実から目を背けます。そして気が付けば、死ぬまで依存の世界にいるわけです。
 依存症の否認ほど、ひどくはないでしょうが、現実を過小評価していくところは似ています。表面では大仰に謝っていても、ほとんど、その謝罪感は伝わりません。たぶん、どこにでもあるたいした問題じゃないと思っているんだろうという推測がみえみえに思われます。
 我々の社会は、どうして、どこがどのように変わったのでしょうか・・これは、偉い社会学者にでも任せるとして、原因の一端はそういう社会を作っている個々の成員にあるわけで、いくら嘆いても、天に唾するようなものでしょうか。あまり、批判ばかりしていると火の粉が自分に降りかかりそうな気もします。
 私も慢性疾患(糖尿病)を抱えていて、何年か薬を飲んでいます。調子は?と聞かれますが、情けないことに低空飛行と返事します。薬を飲んでいるから、少々不摂生しても大丈夫だろう・・と、あまり良い患者ではありません。何か、不摂生をするために薬を飲んでいる気がして本末転倒ですね。検査の前には一生懸命摂生し、検査結果をよく見せようとし、採血の後、病院で思い切り食事をしたりします・・。昔、私が担当していたアルコール依存症の校長先生の唯一の楽しみは、断酒会への参加でした。外出許可をもらって参加されていましたが、本当の楽しみは、その帰りに自動販売機でワンカップを買って飲むことでした。
 人間って弱いもので、私もまったく同じだな・・と思っています。
 これぐらい大した問題ではない、止めようと思えばいつでも止められる・・と現実から目をそらし、現実に目を向けようとしないわけです。現実は、身体が悲鳴を上げている問題をかかえていながら、何時でも止められると言って一生続けるつもりですか?と言っているのです。
 皆さんはどうですか。現実から目をそらさず、向き合って生きていますか。
 お酒や治療の話だけでなく、私たちは生活のいろんな場面で、この否認の心理を働かせて、あまり悩んだりしないように、うまく逃げながら暮らしている気がします。
 あまり厳しいこと言わずに、大目に見てよ、と思いながら、1日1日が過ぎ、気がつくと・・良い年になっていました・・これは、自分の反省です。

病院機能の紹介 ~4病棟~

 4病棟は60床の男女混合の療養型閉鎖病棟です。慢性期で長期入院の方が多く、患者様が穏やかに療養生活を送ることを心がけた看護とともに、高齢の患者様も多いため、身体管理を中止とした看護も行っています。食事や排泄など、日常生活への援助はもちろん、作業療法やラジオ体操、フラミンゴ体操などを通し、身体機能の維持・向上を目指した援助を行っています。また、自立している患者様でも、長い入院生活で高齢となり、肺炎、イレウスなどの合併症や転倒による骨折の危険も多く、身体的な観察やアセスメントが重要です。急変時の迅速な対応の強化に併せて、予防と早期発見を目指し、重症化させないため、患者様一人一人の全身状態を把握し、身体症状の小さな兆候も見逃さないようにしながら、日常の援助を行っています。
 現在は、病棟での作業療法の一環として、11月のハートフルアート展に向けて春の富士山をテーマにしたちぎり絵を作成しています。患者様とコミュニケーションをとりながら一緒に作業を行い、家族の話や最近の出来事など世間話をしながら、患者様と一緒に楽しんで制作に取り組んでいます。レクリエーションや季節の行事を通し、前向きに患者様と向き合い、患者様の個性を尊重した援助を行っています。

流しそうめん

 1病棟では、8月21日にバイキングで『流し素麺』を行いました。病棟の中庭には、作業療法士のスタッフにより樋や脚立・椅子を用いて手作りの器具が組み立てられ、素麺と一緒にプチトマトやプチカップゼリーも流しました。
 箸で掴もうとしても滑って上手く掴めないからと、箸で塞ぎ止めてお椀を樋に近づける人、すぐ前の人に好きな色のゼリーを取られてしまったと悔しがる人など、患者様スタッフ共々に、賑やかで楽しい時間を過ごすことができました。
 青空の下、冷たい素麺を次々と頬張る患者様たちは、誰もが笑顔に満ちていました。

ソフトバレーボール県大会

 デイケアでは、9月29日(日)に草薙総合運動場体育館にて静岡県障害者スポーツ協会が主催する『第14回わかふじスポーツ大会』が開かれました。
 私たちデイケアチーム“若葉サークル”はソフトバレーボールで春に開催された中部地区大会で2位となり、この県大会に出場することが出来ました。この大会は、静岡県の各地区大会を勝ち進んだチームが静岡県代表となり、北信越ブロック大会の出場チームを決め、その先の北信越ブロック大会で勝ち進むと全国大会に通じる大会でもあります。この県大会やその上の大会のために、皆さん一生懸命夏の辛い練習を頑張ってレギュラー入りを争い、自分の技術とチームワークをお互い高め合ってきました。
 いよいよ迎えた当日。日曜日にも関わらずに応援に駆けつけてくれたメンバーも何人もいました。初戦の相手は浜松のチーム“だんだん”。このチームは北信越ブロック大会や、全国大会にも出場している強豪チームです。試合開始早々から点を取り合う展開。1セット目は“だんだん”がわずかにリードする展開となりました。わが“若葉サークル”も必死で喰らいついていきます。途中体育館の照明が落ちてしまうアクシデントもありましたが、集中力を切らすことなくプレーできました。あと少しで逆転出来そうでしたが、22対25で “だんだん”に1セット取られてしまいました。惜しくも1セット取られてしまいましたが、わが“若葉サークル”の闘志がより一層燃え上がり、迎えた2セット目。両チーム共にほとんど点差が開かない、逆転に次ぐ逆転。両チーム一歩も譲らない展開でゲームはそのまま24対24でデュースになりました。“若葉サークル”のサーブからラリーを制し「アドバンテージを取った!」と思ったその時、主審の笛がなりノーカウントのアクション。サーブの前に副審からタイムアウトの笛が鳴ったため幻の1点となってしまいました。
 結局24対26で惜しくも2セット目も取られ“だんだん”に負けてしまいました。幻の1点があり悔しい試合ではありましたが、レギュラーメンバーも応援メンバーも出せる力を出し切れていたと思います。
 来年こそは地区大会、県大会を制し、北信越ブロック大会、果ては全国大会も目指していきたいです。

はままつフルーツパーク

 8月27日に、OTの一日外出として『はままつフルーツパーク』に行ってきました。当日は天気に恵まれ、暑い中貸し切りバスで出発し、新東名へ。初めての新東名に気分も上がります。昼食はサービスエリアで買う組と園内のフードコートで買う組に分かれました。サービスエリア組はお弁当やおにぎり、お好み焼きなどを買い、他にもバスの中で食べるおやつを買ったりしました。フルーツパークに着き、まずは昼食です。フードコート組はカルボナーラやマンゴーカレー、ソーセージなどを食べました。絞りたてのぶどうジュースの試飲もでき、こちらも美味しくいただきました。食事した後はシートの上でゴロゴロしたり、中には気持ちよくお昼寝をする方もいました。シートを敷き、空の下で食べるご飯はとても美味しかったです。
 昼食後は、いよいよフルーツ狩りへ。園内の汽車に乗って移動しました。『いちじく』『ぶどう(ピオーネ・マスカット)』『梨』が楽しめる時期で、それぞれ順番に回りました。『いちじく』ゾーンでは、ビニールハウスの中に入って美味しそうないちじくを自分達で収穫し、その場で食べました。『ぶどう』ゾーンでは、園内スタッフの方が美味しいぶどうの見極め方を丁寧に教えてくれ、スタッフもメンバーさんも「どれにしようかな~」と真剣に見極めながら収穫しました。『梨』ゾーンでは、収穫出来る梨が1人5つと限られていたので、こちらもより大きな梨を収穫しようと、腰をかがめながらゾーン内を歩き回りました。移動時間も長く暑い日だったため、後半は収穫に行かず休憩する方もいましたが、収穫に行ったメンバーからもぎたてのフルーツを分けてもらい、一緒に試食をしました。
 帰ってきた後の感想では「貴重な体験ができました」「美味しかったです」と聞かれ、後日のOT時間内では、先日持ち帰った梨をみんなで食べたり、数日にわたって楽しむことが出来ました。他のフルーツが旬な時期にまた行きたいです。

楽器のあれこれ

 今回紹介する楽器は、ギタレレです。ギターのようでギターでなく、ウクレレのようでウクレレでないという楽器で、見た目は小型のギターです。6弦の弦楽器で、写真の楽器はエレキギタレレです。ギターと大きく違うのは、チューニング(調律)の違いです。ギタレレは1弦がA(ラ)、2弦E(ミ)、3弦C(ド)、4弦G(ソ)、5弦D(レ)、6弦A(ラ)ですが、ギターは1弦E(ミ)、2弦B(シ)、3弦G(ソ)、4弦D(レ)、5弦A(ラ)、6弦E(ミ)です。ギタレレの1、2、3、4弦はウクレレと同じです。なのでウクレレと同じように弾けます。ギターと同じチューニングにすることもできますが、弦の張りがユルユルになってしまいます。弾きこなそうとすると、なかなか大変ですが、コンパクトで持ち運びには便利です。

書道のあれこれ

『鳥は歌い、花は舞う』
 漢字はもともと象形文字から来ています。
 今回はそれぞれの漢字を少し形を変えてみました。
 鳥はくちばしを、歌は音符を、花は花びらを、舞は…なんとなく踊っているように見えませんか?
 たまには、お好きな漢字の形をアレンジして書いてみるのも面白いですよ。
 こんなふうに書道を身近に感じて頂けたら嬉しいです。

静岡発信!フットサル

 今、精神障害者のフットサルは全国的な広がりを見せています。しかし、これまで静岡での精神障害者フットサルの活動はほとんど行われていませんでした。サッカーの街静岡として、精神障害者のフットサルを盛り上げて行かなければならないという思いを元に、各施設に協力を求め、月に一回の練習会を立ち上げました。エスパルスコーチ陣の協力を得て静岡のドリームフィールドにて練習会を行っていきます。皆様ぜひ参加してください。

 写真は第一回目の様子。参加希望の方は支援センターや各施設のスタッフにご確認下さい!

季節のお花