New! 外来・病棟紹介
~私達はこんな組織を目指しています~






写真:上段左より副院長兼看護部長と副看護部長兼2病棟科長、外来、1病棟
下段左より2病棟、3病棟、4病棟
外来紹介 外来主任 岸本 園枝
患者様が来院して初めて出会うのは外来職員であり、応対次第でその病院の印象が決まると言っても過言ではありません。外来看護スタッフは20歳代~60歳代の4名で、皆明るくさわやかな応対を心掛けています。患者様によってはお名前を伏せたいと思う方もいらっしゃいますので、当院では患者様の氏名ではなく受付番号でお呼びしています。また患者様の状態を把握するため、診療開始前の時間を活用してミニカンファレンスを実施し、患者様の状態に応じた対応を共有できるよう日々努めています。退院後の生活や服薬状況について、相談はもちろん趣味や家族のお話など耳を傾け、患者様と信頼関係を築いていけるよう努力しています。
現代社会は高齢化に伴い認知症の増加と、不安定な社会を反映し神経症・うつ病などが増加傾向にあります。社会において家庭や職場に身を置きながら外来通院で治療を続ける患者様はより一層多くなると思われます。私たち外来看護スタッフも、常に患者様の目線で適切なアドバイスや相談に応じられるよう、力を付けてさらなる一歩を目指しがんばっていきます。
1病棟紹介 病棟科長 湯田坂 哲也
1病棟は定床60床(男女混合)の社会復帰を目指した療養型の開放病棟です。
12床の個室も整備し、休養を目的とする患者様に静かな環境のなか治療を受けられるよう配慮されています。また内科的な疾患を併発されている患者様を治療する為にも使用されています。療養型の病棟に休養目的の患者様、長期入院となってしまっている患者様、他科より内科、外科的治療を終え戻ってきた患者様と多様な患者層を抱えながら、ニーズに合ったケアが出来るよう日々取り組んでいます。
その様な病棟に4月から科長として配属になり、新たな病棟としての特色を探るべくスタッフの各係の見直し、システムの変更を行っています。またケアの一環として今後はリラクゼーションを促し『癒し』になるような事を導入し、療養病棟としての質を高めていけたら良いと考えています。
当院看護理念にあるように「今あるものをとらわれない心で組みなおし、つくり変える。」の精神で良い物を残しながら新しい試みもしていけるよう、患者様、スタッフの心を耕しながら働けたらと思っています。
2病棟紹介 病棟科長 松永 深雪
2病棟は総数60床、急性期の閉鎖病棟です。精神症状が激しい入院時から社会復帰までを、患者様の意思を尊重しながら丁寧にサポートさせて頂いています。
一昨年私が病棟科長に就任した年に若手看護師が7名配属され看護配置15:1となり、半年後に機能別看護体制から「固定チーム継続受持制(プライマリー制)」への移行を開始しました。看護方式の変更により看護師・助手の業務の大幅な見直しがなされ、スタッフ・管理ともに葛藤を繰り返しながらの2年間、日々進化をとげてきました。
当病棟は、経験豊かなベテラン看護師と知識豊富な若手看護師が混在しており、持っている力や受けてきた教育・価値観が異なる同士が歩み寄り分かり合おうとする過程は、戸惑いと揺らぎの連続でした。昨年そして今年計4名の新人看護師を迎え、数々の壁をチームで乗り越えてきた自信と団結力は、現在の質の高い看護へと繋がっています。
昨年の病棟の取り組みのテーマは「話し合うことで育つ組織」でした。具体策として1日2回ミーティングを実施、月1回患者様の意見を募る「全体会」を開催することが掲げられました。取り組みの評価としては、ミーティングは毎日習慣化され全体会も定例化され、スタッフの前向きな取り組みによりみごと達成されました。現在は提案される疑問や問いかけに対し、スタッフで何度も話し合い、方向性を定め実践し、評価しています。
22年度の取り組みのテーマは「患者参画型看護」です。患者様の意思を大切にした看護実践のためには、まずスタッフが各自の役割を認識し意思を表出できることが不可欠です。「自分はどうなりたいのか?」「どういう病棟を作りたいのか?」を自問自答しながら、ミーティングや全体会の内容充実・月1回チーム会の充実・他職種との連携・看護理論を用いたアセスメント力向上等に主体的に取り組んでいきます。
また当院の地域で求められる役割および当院独自の風土・文化を考えた時、ただ回転率を上げるだけの急性期病棟でなく、リハビリ的な関わり(服薬指導・家族指導・集団療法等)を充実させ、患者様が地域で豊かに暮らせるための急性期病棟を目指し、これからも一致団結して邁進していきたいと思っております。
管理としては、患者様とスタッフの目線を大切にした様々な取り組みを通して、夢を実現できる風土と夢を描ける確かな人材の育成を目指し、日々尽力していく所存です。
3病棟紹介 病棟科長 大竹 和子
当病棟は、総数58床・保護室1床男女混合の療養型慢性疾患開放病棟です。
患者様の多くは、統合失調症が慢性化し幻覚妄想等により日常生活上に何らかの問題を持っています。症状が落ち着いても家族関係が疎遠であったり、親世代の高齢化や施設が少ない等で長期在院になっているケースが多くあります。また高齢化(H22.3.31患者平均年齢62.9歳)により、年々身体合併症の併発が目立ってきています。
一昨年9月に開放病棟となり1年半経過しましたが、長年にわたり閉鎖病棟で過ごしてきた患者様の気持ちはなかなか外へ向かっていきません。セルフケアレベルの低下も目立ち、自閉的で他患者との交流に関心を示さない患者や、疎通が取れない患者様もたくさんおられます。こうした状況の中、患者様の気持ちを少しでも外へ向け周囲に関心を持って頂くことが出来るように、病棟レクリエレーションは季節感や患者の希望を取り入れ患者様と共に考えて計画し実施しています。毎週のレクリエーションを心待ちにしている患者様は数多く、看護職員との会話が増えました。看護職員も患者様と共に楽しんでいます。また入浴を嫌がり清潔観念が薄い患者様・爪白癬や踵の荒れが目立つ患者様には毎日踵ケアを実施し、誤嚥予防として口腔体操を行う等、患者様との関わりを増やすための取り組みに日々励んでいます。
4病棟紹介 病棟科長 迫田 恵理子
4病棟は病床数60床の男女混合の療養型閉鎖病棟です。比較的症状の落ち着いている慢性期の患者様と、重症者、認知症の患者様などが入院されています。最近では、高齢の方や、合併症のある方など、身体管理の必要な患者様も多く入院されます。身体管理の必要な患者様の多くは、苦痛などの訴えをほとんどできないため、看護者が十分に観察し、小さな身体症状の変化を読み取り、アセスメントすることが重要となっています。
色々な患者様が混在している中で、日々の業務に追われることも多いですが、療養している患者様が穏やかに生活できるよう環境を整え、ADLを下げないためにも、患者様一人一人に合わせたレクリエーションを通し、患者様とスタッフが一緒に参加できる看護を目指しています。患者様との時間を優先するために、マンパワーが少ない中で、どのスタッフも業務の合間にベッドサイドやデイルームで患者様と関わるように努め、その結果、病棟内の雰囲気も明るくなりました。また、レクリエーションとして患者様と院外に外出することも実施し、日頃外出の機会がない患者様からも好評を博しています。
療養型のため、看護人数は少ないですが、これまでの他の医療機関で積んだ経験を活かし、ベテランの看護師それぞれが得意な分野の知識や技を出し合い、スタッフ全員で助け合いながら、患者様の援助をしています。
訪問看護紹介 地域連携推進室主任 森 江津子
現在、訪問スタッフは看護師2名、精神保健福祉士4名の職員構成になっており、各職種1名で1人の患者様の担当をしています。毎月、延べ件数で100件前後、静岡市内在住の40名前後の患者様のお宅に伺っています。医療観察法下での訪問、退院前訪問など支援の対象も広がってきています。
患者様にとって地域での生活は難しいことがあります。定期的な内服ができない、幻覚や妄想で外出できない、家事がうまくできない、アクシデントがあるとうまく対処できない、規則的な生活ができないなど抱えている問題はそれぞれです。
訪問看護では患者様のご希望、価値観を大切にしながら、実際の生活の場で具体的な解決方法を、患者様、ご家族と一緒に考えています。不安が軽減したり、症状のコントロールが取れたり、家事が上手になったり、少しお手伝いすることで自信がついて生活がしやすくなる方が多くいらっしゃいます。
患者様が地域で元気に安心して生活できるよう、今日も市内を回っています。
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